この研修では、VSCode の拡張機能として動く AI コーディングツール Claude Code を使います。準備の到達点は、教材サイトからダウンロードした演習素材のフォルダを VSCode で開き、その場所で Claude Code のパネルを起動して、フォルダの中身を聞くと返答が返ってくる状態です。ターミナルでコマンドを打つ作業はありません。所要時間は30〜40分です。
皆さまは GitHub Copilot をお使いの開発エンジニアと伺っています。Copilot がエディタの中で書きかけのコードを補完するのに対し、Claude Code はフォルダ全体を読んだうえで、複数のファイルにまたがる変更を提案します。本研修では VSCode の拡張機能として使うため、操作の起点は Copilot と同じくエディタの中です。
VSCode が起動し、Claude Code 拡張が入っていて、サインインが済んでいます。
ダウンロードした ZIP を展開したフォルダを VSCode で開けます。
そのフォルダで Claude Code のパネルを開き、中身を聞くと日本語で返ってきます。
Claude Code はコマンドライン版もありますが、本研修では VSCode の拡張機能を使います。フォルダの移動やコマンドの入力は不要で、画面の操作だけで準備が終わります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| OS | Windows 10 または Windows 11(64bit) |
| エディタ | VSCode 1.94.0 以降。Claude Code 拡張が必要とするバージョンです |
| 実行環境 | Python 3.10 以上。演習のプログラムを動かすために使います |
| メモリ | 8GB 以上(16GB 推奨) |
| ストレージ空き | 10GB 以上 |
| 権限 | ソフトと VSCode 拡張機能をインストールできる権限 |
受講者ご本人の操作だけでは解決できない項目です。社内ポリシーの確認や申請が必要になるため、研修の10日前を目安に情報システム部門へご確認ください。ここが通っていないと、当日にインストールもサインインもできず、演習が始められません。
Claude Code は Pro / Max / Team / Enterprise のいずれかの契約、または Claude Console のアカウントが必要です。無料プランでは利用できません。本研修は貴社手配の Team プランを前提としています。受講者30名分のアカウントが研修日までに発行され、各受講者がサインインできる状態にしてください。
社内プロキシやファイアウォールがある場合、次のドメインへの HTTPS 通信を許可してください。api.anthropic.com だけでは足りません。サインインは claude.ai・claude.com・platform.claude.com を経由します。いずれかが塞がっていると、拡張機能は入ってもログインで止まります。
| ドメイン | 用途 | 塞がれると起きること |
|---|---|---|
api.anthropic.com | Claude API への問い合わせ | プロンプトを送っても返答が返らない |
claude.ai | アカウント認証 | サインインが完了しない |
claude.com | サインイン時にブラウザで開くページ | ログイン画面が表示されない |
platform.claude.com | 認証トークンの発行と更新 | サインインが完了しない |
marketplace.visualstudio.com | VSCode 拡張機能の取得 | 拡張機能を検索・インストールできない |
downloads.claude.ai | 拡張機能が使う実行ファイルの更新 | 更新が取得できない |
通信内容を復号して検査する製品を経由している場合、社内の証明書が OS の証明書ストアに入っていれば追加設定なしで動作します。証明書を個別に指定する必要があるときは NODE_EXTRA_CA_CERTS に証明書ファイルのパスを設定します。プロキシ経由の場合は HTTPS_PROXY の設定が必要になることがあります。なお SOCKS プロキシには対応していません。
anthropic.claude-code について事前申請が必要になります講師との URL 共有、受講者の手元画面の確認、ファイルの受け渡しに Web 会議ツールを使います。チャットへのファイル添付やリンク共有が遮断されていると、教材の配布や質問対応に支障が出ます。画面共有とチャットが利用できるかをご確認ください。
準備を始める前に、手元にそろっているかを確認してください。足りないものがあれば、この段階で調達や申請を進めておくと後の手順で止まりません。
| 分類 | 内容 | 用意する人 |
|---|---|---|
| PC | Windows 10 または 11 の開発PC。メモリ8GB以上(16GB推奨)、ストレージ空き10GB以上 | 受講者 |
| アカウント | Claude のアカウント(Team プラン)。サインインに使うメールアドレス | 貴社 |
| ソフト | VSCode 1.94.0 以降、Python 3.10 以上、Claude Code 拡張 | 受講者 |
| 配布物 | 演習素材の ZIP(教材サイトからダウンロード) | Givery が用意し、教材サイトに掲載 |
| 通信 | SETUP 02 のドメインへ HTTPS 接続できるネットワーク | 貴社 |
| Web会議 | Zoom(音声が使える環境。マイクは任意) | 受講者 |
Claude Code にはターミナルで動かすコマンドライン版もありますが、本研修では使いません。VSCode 拡張は動作に必要な実行ファイルを自前で持っているため、別途インストールする作業はありません。Node.js も不要です。
上から順に進めてください。前の手順が終わっていないと次に進めない箇所があるため、飛ばさずに進めるのが結局は早道です。
| タイミング | やること | 担当 |
|---|---|---|
| 研修10日前まで | SETUP 02 の確認事項(アカウント発行・ネットワーク・権限)の社内確認 | 貴社 |
| 研修7日前 | 本ガイドと教材サイトのURLを受講者へ案内(教材と演習素材は各自でダウンロード) | 貴社 |
| 研修3日前まで | 本ガイドの SETUP 05〜12 を各自で実施し、チェックリストまで完了 | 受講者 |
| 研修前日まで | 詰まった箇所を研修窓口へ連絡し、当日までに解消 | 受講者・Givery |
| 当日 開始15分前 | Zoom へ接続し、講師と一緒に最終確認 | 受講者・講師 |
詰まりやすいのは、社内ポリシーによる拡張機能の制限とネットワークの遮断です。どちらも情報システム部門への申請が必要で、当日の朝には間に合いません。3日前までに一度通しで試していただくと、対応の時間が確保できます。
Claude Code は VSCode の中で動きます。すでにお使いの方は、バージョンが 1.94.0 以降かどうかだけご確認ください。古いままだと拡張機能が動作しません。
ブラウザで code.visualstudio.com/download を開きます。OS ごとのダウンロード枠が横に並んでいます。
「Requires Windows 10 or 11 (64-bit)」と書かれている枠です。インストーラのダウンロードが始まります。
ダウンロードした VSCodeUserSetup-x64-*.exe をダブルクリックし、画面の指示に従って進めます。途中の「追加タスクの選択」では、既定のまま進んで構いません。
VSCode を起動し、メニューの「ヘルプ > バージョン情報」を開きます。Version が 1.94.0 以降であることを確認してください。古い場合は「ヘルプ > 更新の確認」から更新します。
当日の演習では、集計ツールやレポート出力など Python の小さな業務プログラムを題材にします。Claude Code が書いたプログラムを実際に動かして結果を確かめるため、Python が必要です。Python 自体を書けなくても進められます。
スタートメニューで「python」と検索してください。「Python 3.x」というアプリが出てくれば導入済みです。この章は飛ばして SETUP 07 へ進んでください。何も出てこない場合は、次の手順で導入します。
ブラウザで python.org/downloads を開きます。「Download the latest version for Windows」と表示されます。
「Or get the standalone installer for Python 3.14.6」の青いリンクを押してください。黄色い「Download Python install manager」ボタンではなく、こちらの単体インストーラを使います。手順が短く、次の手順3のチェックボックスが確実に出るためです。
ダウンロードした python-3.14.6-amd64.exe を実行すると、最初の画面の下部にチェックボックスが2つ並びます。「Add python.exe to PATH」に必ずチェックを入れてください。ここを入れ忘れると、Claude Code から Python を呼び出せません。
そのまま「Install Now」を押します。完了画面が出たら「Close」で閉じてください。
演習で使うのは 3.10 以上です。ページに表示される最新版で問題ありません。すでに 3.10 以上が入っている場合は、入れ直す必要はありません。
もう一度インストーラを実行すると「Modify」の画面が出ます。いったん「Uninstall」してから、手順3のチェックを入れて入れ直すのが確実です。
VSCode の拡張機能ビューから導入します。名前の似た拡張が多数並ぶため、発行元が Anthropic であることを必ず確認してください。
VSCode で Ctrl + Shift + X を押します。画面の左側に「拡張機能: マーケットプレース」が開きます。
上部の検索欄に claude code と入力します。似た名前の拡張がいくつも並びます。
「Claude Code for VS Code」という名前で、その下に青いチェックマーク付きで Anthropic と表示されているものが正しい拡張です。「Claude Code Assistant」「Chat for Claude Code」などは第三者が作った別の拡張ですので選ばないでください。
青い「インストール」ボタンを押します。完了すると、ボタンの表示が「無効にする」「アンインストール」に変わります。
導入すると、Claude Code を開く入口がいくつか増えます。どれを使っても構いません。
Claude Code と入力して選ぶパネルのタブをつかんでドラッグすると、右側・左側・エディタのタブとして配置を変えられます。当日はコードを見ながらやり取りするため、右側に置いたままの形をおすすめします。
VSCode のバージョンが 1.94.0 より古い可能性があります。「ヘルプ > バージョン情報」で確認してください。バージョンが足りている場合は、コマンドパレットで Developer: Reload Window を実行すると表示されることがあります。
ここが事前準備でいちばん詰まりやすい箇所です。拡張機能が入っていても、アカウントとネットワークがそろっていないと当日に動きません。
SETUP 07 の入口のどれかから開きます。初めて開いたときは、ログイン方法を選ぶ画面が表示されます。
会社から Team プランのアカウントが案内されている場合はこちらです。Console のアカウントを案内されている場合は「Anthropic Console」を選んでください。どちらか分からないときは、貴社の研修ご担当者にご確認ください。
既定のブラウザが開きます。会社から案内されたメールアドレスでログインしてください。組織やワークスペースの選択画面が出た場合は、会社の案内に従って選びます。
ログインが終わると VSCode のパネルが入力できる状態に変わります。パネル下部に入力欄が表示されていれば完了です。
すでに個人のアカウントでログイン済みの場合は、パネルの入力欄で /login と入力すると入り直せます。研修では会社から案内されたアカウントをお使いください。
ブラウザでログインしたのに VSCode 側が変わらない、画面が戻ってこない場合は、通信が遮断されている可能性があります。ブラウザで次の3つのアドレスを順に開いてみてください。
いずれかが開けない場合は、そのドメインが社内で遮断されています。SETUP 02 の一覧を添えて情報システム部門にご相談ください。すべて開けるのにログインが完了しない場合は、VSCode をいったん終了して開き直し、もう一度お試しください。
演習で使うファイル一式は、教材サイト(https://0817cc.give-app.net)から ZIP でダウンロードします。当日その場で展開すると時間を取られるため、事前に展開して VSCode で開けるところまで済ませてください。
教材サイトからダウンロードした nid-claudecode-handson_受講者用.zip を右クリックし、「すべて展開」を選びます。展開先は C:\work のように、日本語やスペースを含まない浅い場所をおすすめします。
VSCode のメニューから「ファイル > フォルダーを開く」を選び、展開してできたフォルダの中の 演習1_Lv1_集計ツール を選んで「フォルダーの選択」を押します。研修当日は演習ごとに、その演習のフォルダを同じ手順で開き直します。ここでは1つ開いて、確認が出ることとパネルが開くことだけ確かめてください。
「このフォルダー内のファイルの作成者を信頼しますか?」と表示されたら、「はい、作成者を信頼します」を選んでください。信頼しない状態のままだと、Claude Code がファイルを読み書きできません。
左側のエクスプローラーに 演習1_Lv1_集計ツール、演習2_Lv2_不具合修正、演習3_Lv3_ログ解析、予備_チケット管理 と、docs_参照元、hints、ミニ演習、templates が並んでいれば正しく展開できています。
ZIP の中には答えにあたる完成形と、参考プロンプトを収めた hints が入っています。先に見てしまうと、自分で指示を組み立てて試す時間がなくなります。研修後の復習用としてお使いください。
デスクトップやドキュメントの下でも動きますが、パスに日本語が含まれると一部のツールで問題が出ることがあります。C:\work のような場所に置いておくと当日安心です。
ここまでの準備がつながっているかを、実際に聞いて確かめます。返答が返ってくれば、拡張機能・サインイン・通信・演習素材のすべてが通っていることになります。準備の最終確認はこの1回で足ります。
SETUP 09 で開いたフォルダをそのまま使います。別のフォルダを開いている場合は開き直してください。Claude Code は「いま VSCode で開いているフォルダ」を対象に動きます。
SETUP 07 の入口のどれかから開きます。パネルの下部に入力欄が表示されます。
入力欄に貼り付けて Enter を押してください。
ファイルを読む様子が表示されたあと、演習フォルダの構成が日本語で説明されれば成功です。ここまで確認できていれば、当日そのまま演習に入れます。
続けて次の文を送ってください。バージョンが返ってくれば SETUP 06 の準備も通っています。
ファイルの変更やコマンドの実行など、影響のある操作の前には確認が入ります。内容を見て問題なければ許可してください。GitHub Copilot のエージェントモードで変更を差分で確認してから承認するのと同じ考え方です。当日はこの確認の扱い方も扱います。
送信しても反応がない、途中で止まる場合は api.anthropic.com への通信が遮断されている可能性があります。ブラウザで https://api.anthropic.com を開いてみてください。エラーメッセージが表示されれば到達しています(正常な画面が出る必要はありません)。まったく反応がない場合は情報システム部門にご相談ください。
研修はオンラインで実施します。当日に音声の設定で時間を取られないよう、事前にテストをお願いします。当日の接続 URL は別途ご案内します。
ブラウザで zoom.us/test を開き、「参加」を押します。
スピーカーとマイクのテスト画面が順に表示されます。音が聞こえること、自分の声が拾われていることを確認してください。
当日は VSCode と Zoom を行き来します。モニターが2枚ある方は Zoom と VSCode を分けておくと演習が進めやすくなります。1枚の方は、Zoom をウィンドウ表示にして端に寄せておく形をおすすめします。
質問はチャットでも音声でも受け付けます。マイクが使えない場合も受講に支障はありません。
研修3日前を目安に、次の項目をひととおり確認してください。すべてに印が付けば準備完了です。1つでも詰まった場合は、SETUP 13 の対処表をご覧いただき、解決しない場合は研修窓口までご連絡ください。
フォルダの説明と Python のバージョン。この2つの返答が得られていれば、拡張機能・サインイン・通信・演習素材・実行環境のすべてが通っています。当日はここから演習に入ります。
よくある症状と対処をまとめました。表で解決しない場合や、社内の権限・ネットワークに関わる内容は受講者側では解決できません。研修窓口までご連絡ください。
| 症状 | 考えられる原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 拡張機能が検索結果に出てこない | marketplace.visualstudio.com が遮断されている | 情報システム部門へ許可を依頼する。ホワイトリスト方式の場合は anthropic.claude-code を申請する |
| 似た拡張が多くてどれか分からない | 第三者製の拡張が多数公開されている | 名前が「Claude Code for VS Code」で、発行元に青いチェック付きの Anthropic と表示されているものを選ぶ |
| Claude Code のアイコンが出ない | VSCode のバージョンが古い、または再読み込みが必要 | 1.94.0 以降か確認する。コマンドパレットで Developer: Reload Window を実行する |
| ログイン画面が開かない | 既定のブラウザの設定 | 表示された URL をコピーし、ブラウザに貼り付けてログインする |
| ログインが完了しない | claude.ai・claude.com・platform.claude.com が遮断されている | ブラウザで3つのアドレスを開いてみる。開けないものを情報システム部門へ伝えて許可を依頼する |
| 返答が返らない、途中で止まる | api.anthropic.com の遮断、またはプロキシ設定 | ブラウザで開いて到達を確認する。プロキシ環境では HTTPS_PROXY の設定を情報システム部門に確認する |
| Python が見つからないと返ってくる | インストール時に PATH へ追加していない | SETUP 06 の手順3のチェックを入れて入れ直す |
| ファイルを読めないと返ってくる | フォルダの作成者を信頼していない | フォルダを開き直し、「はい、作成者を信頼します」を選ぶ |
Windows のバージョン、どの手順で止まったか、画面に表示された文言の3点をお知らせください。文言はスクリーンショットでも構いません。この3点があると、やり取りの往復が1回で済むことが多いです。
本ガイドの準備が済んだPCと、展開済みの演習素材だけです。事前学習や予習は不要です。Claude Code を触ったことがない状態からで問題ありません。
準備でご不明な点、社内の権限やネットワークに関するご相談は、貴社の研修ご担当者経由で Givery 研修事務局までお寄せください。研修前日までにいただいたご連絡には、当日までに対応いたします。
| 内容 | 連絡先 |
|---|---|
| 本ガイドの手順、Claude Code の動作に関すること | Givery 研修事務局(貴社ご担当者経由) |
| アカウント発行、ネットワーク許可、PC の権限に関すること | 貴社 情報システム部門 |
| 当日の Zoom 接続 URL、開催時間に関すること | 貴社 研修ご担当者 |